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再処理工場の完成時期の目標 日本原燃社長「大変厳しい」  2024/3/5

再処理工場の完成時期の目標 日本原燃社長「大変厳しい」

2024/3/5 NHK

 

六ヶ所村で使用済み核燃料の再処理工場の建設を進める日本原燃の増田尚宏社長は、5日の記者会見で、「2024年度上期のできるだけ早い時期」とする完成時期の目標について、「大変厳しくなっている」と述べました。

六ヶ所村で建設中の使用済み核燃料の再処理工場について、事業者の日本原燃は、完成時期の目標を「2024年度上期のできるだけ早い時期」としていて、現在、運転に必要な認可を得るため、個別の設備の設計などについて原子力規制委員会の審査などが続いています。

5日の記者会見で日本原燃の増田社長は、審査に向けて新たに策定を進めていた耐震評価の前提となる「地盤モデル」について、先月開かれた規制庁との審査会合で、おおむね了承されたことを報告しました。

ただ、今後も審査などに多くの時間を要することが懸念されていて、完成時期の目標について、増田社長は「大変厳しくなっているのはこれまで申し上げている通りだ」と述べ、目標達成がさらに厳しくなっているという認識を示しました。

一方、「工事や審査の仕上がり具合、検査にいかにうまく入っていくかが重要だ。なんとか年度の上期最後の9月という竣工時期を守るようにみんなで頑張っていきたい」と述べ、目標を変えるつもりはないという考えを改めて強調しました。