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心のたねを言の葉として

萩生田光一氏、キックバックは「深く考えず、そういうものだと…」 不記載は5年で2728万円と説明  2024年1月22日

萩生田光一氏、キックバックは「深く考えず、そういうものだと…」 不記載は5年で2728万円と説明
2024年1月22日 東京新聞

 

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派幹部の萩生田光一政調会長は22日、国会内で記者会見し、2018~22年の5年間で派閥からの還流額が計2728万円だったと明らかにした。「多大な政治不信を招いたことを心からおわび申し上げたい」と謝罪したが、離党や議員辞職は否定した。
 萩生田氏によると、衆院議員初当選翌年の04年から17年までは、パーティーの数週間後に派閥事務所でパーティー券の販売ノルマ超過分を現金で渡され、自身の事務所の担当者が鍵付きの引き出しで保管していた。20~22年はノルマ分のみを納めればよいと派閥から指示があり、超過分は現金で保管していたという。国会議員らとの会合や海外出張時の支出など、「収支報告書に載せられる使い方をしていた」と述べた。
 還流の慣行については「深く考えずにそういうものだという印象だった」と説明。還流分を政治資金収支報告書に記載していなかった理由は「派閥事務局から指示があった」とした。「事務総長経験者でもなく、パーティーの開催概要や派閥運営に関してのやりとりは存じ上げない」とも語った。(佐藤裕介)