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心のたねを言の葉として

原子修さん死去 詩人、道内詩壇をリード 91歳  2024年2月9日

原子修さん死去 詩人、道内詩壇をリード 91歳
2024年2月9日 北海道新聞


北方の自然や縄文文化などを雄大にうたう作品で道内詩壇をリードし、縄文やアイヌ文化を素材にした詩劇でも知られる詩人、原子修(はらこ・おさむ)さんが1月30日、肺炎のため死去した。91歳。函館市出身。自宅は小樽市築港。葬儀は近親者のみで行った。
 道学芸大函館分校(現道教大函館校)卒。1956年の「第一詩集」以降、「鳥影」「受苦の木」「未来からの銃声」(日本詩人クラブ賞)など10冊を超す詩集を刊行。98年、北海道文化賞を受賞。2015年に「叙事詩 原郷創造」で北海道新聞文学賞を受け、同作を自ら歌劇「ノンノ」(八木幸三さん作曲)として台本化し、21年に上演するなど、多方面に活躍した。
 札幌大名誉教授。公益財団法人北海道文学館参与。日本現代詩人会から「先達詩人」称号を贈られ、日本詩人クラブ名誉会員。他の著書に「北海道野外彫刻ガイド」など。
 原子さん主宰の詩誌「極光」同人で道文学館理事の詩人若宮明彦さん(64)は「北海道の現代詩では更科源蔵、河邨文一郎に続く巨大な存在。北方精神にこだわった時空豊かな作品はいずれも綿密な資料調査を踏まえていた」と追悼する。