ガザへ大規模空爆、双方の死者2500人超 米国務長官イスラエルに
Jeff Mason、Maayan Lubell、Nidal Al-Mughrabi
2023年10月12日午後 7:55
[ワシントン／エルサレム／ガザ／テルアビブ １２日 ロイター] - イスラエル軍は１２日未明にかけてパレスチナ自治区ガザに対して大規模な空爆を実施した。７日からの大規模攻撃による死者は、イスラエル側とパレスチナ側と合わせて２５００人を超えた。
イスラエル軍はハマスを全滅させると宣言、攻撃への報復としてガザへの激しい空爆を続けている。直近の攻撃は週末のイスラエルへの攻撃で中心的な役割を担ったイスラム組織ハマスのエリート部隊を標的にしたとしている。ハマス系メディアは、この空爆でパレスチナ人１５人が死亡し、複数の負傷者が出たと伝えた。
イスラエル軍報道官は１２日に記者団に対し、地上攻撃についてはまだ決定していないが「準備している」と明言した。
イスラエルの公共放送ＫＡＮは、７日からの大規模攻撃によるイスラエル側の死者が１３００人を超えたと報じた。イスラエル人や外国人が連れ去られガザで拘束されているが、イスラエル当局は、そのうちの９７人を特定したとしている。
一方、ガザ当局は、一連の攻撃で１２００人以上が死亡し、５０００人超が負傷したとしている。
