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心のたねを言の葉として

ガザの援助物資配給所でまたイスラエル軍が発砲、少なくとも27人殺害とハマス運営の現地当局

ガザの援助物資配給所でまたイスラエル軍が発砲、少なくとも27人殺害とハマス運営の現地当局

2025年6月3日
トム・ベネット、BBCニュース(エルサレム

 

 

パレスチナガザ地区の現地当局によると、南部ラファで3日早朝、援助物資配給センターに集まったパレスチナ人の住民に対しイスラエル軍が発砲し、少なくとも27人が殺害されたという。ラファでは1日にも、物資配給センターでイスラエル軍が発砲し、少なくとも31人が殺害されたと、イスラム組織ハマスが運営するガザ地区の民間防衛隊は主張している。イスラエル国防軍(IDF)は1日にIDFが民間人に発砲した事実はないと主張している。

ハマス運営の民間防衛隊は3日、援助物資配給センターから約1キロ離れたアル・アラム交差点で、IDFの戦車やクアッドコプター(ドローン)、ヘリコプターが民間人に向かって発砲したと主張した。マフムード・バサル報道官が述べた。

これに対してIDFは、配給センターへ行くための「指定されたアクセス・ルートから外れて」IDF兵へ接近しようとした複数の容疑者を兵が特定し、発砲したと発表した。

イスラエルはこれまで、1日の同様の事案について、IDF兵がパレスチナ人を銃撃した事実はないと否定していた。ハマス運営のガザ保健省は、1日の事案で31人が殺害され、200人近くが負傷したと主張している。