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心のたねを言の葉として

電力の2割程度を原子力で 実現性は  2024年12月20日

電力の2割程度を原子力で 実現性は

2024年12月20日 NHK

 

 

サプライチェーンの劣化が建設コストにも


国内では最後に新しくつくられた原発が運転開始してからすでに15年がたち、建設に携わった企業や人材は減少傾向にある。

こうした状況は、同じく長期間原発がつくられず、久しぶりに建設を再開した欧米で深刻な影響を及ぼしている。

フランスやイギリスでは新しい原発の建設が進んでいるが、建設期間が長期化し、部品製造が滞るなどした影響で、建設コストが当初の見込みの倍以上の数兆円規模に膨らんでいる。

大手電力会社でつくる電気事業連合会は、原発の新設には巨額の初期投資が必要なうえ、事業期間が長期にわたることから投資を回収できなくなるリスクが大きいとして、政府に対し民間の投資を後押しする仕組みの検討を求めている。

政府も検討を進めているが、最終的に電気を使う消費者から回収する形になる可能性もあり、結論は出ていない。