イスラエル ヒズボラから攻撃 イランの報復にも警戒 緊張続く
2024年8月4日 NHK
イスラエルでは、イスラム組織ハマスの最高幹部の殺害を受けたイランによる報復攻撃への警戒が高まる中、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラからロケット弾の攻撃があり、イスラエル軍がヒズボラの施設を空爆するなど地域の緊張が続いています。
パレスチナのガザ地区でイスラエルと戦闘を続けるハマスのハニーヤ最高幹部は7月31日、訪問先のイランで殺害され、イランはイスラエルによる攻撃だとして報復を行う構えです。
また、イランの支援を受けるレバノンのヒズボラもイスラエル軍の空爆で幹部が殺害されていて、イランやヒズボラなどの勢力がことし4月のイスラエルへの攻撃を上回る大規模な報復を行う可能性が取り沙汰されています。
アメリカのニュースサイトアクシオスは、早ければ5日の月曜日にもイラン側が報復攻撃を行う可能性があるとのアメリカやイスラエル当局者の見方を伝えています。
そのうえで、中東地域を担当するアメリカ中央軍の司令官がイスラエルやヨルダンなどの周辺国を訪れ、防衛態勢について調整しているとみられるということです。
こうした中、ヒズボラは4日にかけてもイスラエル北部に数十発のロケット弾による攻撃を行ったと発表しました。
これに対してイスラエル軍はけが人は出ていないものの、レバノン国内にあるヒズボラの施設などを空爆したと発表していて、地域の緊張が続いています。
イスラエル人標的の事件が散発 警戒高まる
イスラエルメディアによりますとイスラエル中部のテルアビブ近郊で4日、刃物を持った男が住民を次々と刺し、2人が死亡、2人がけがをしたということです。また、一部メディアは治安当局者の話としてヨルダン川西岸に住むパレスチナ人の男の犯行だと伝えています。
イスラエルでは7月にもパレスチナ人が運転する車がバス停に突っ込み、兵士1人が死亡するなど、イスラエル人を標的にした事件が散発的に起きていて、警戒が高まっています。